福祉住環境コーディネーターの資格をどう活かす？

福祉住環境コーディネーターの資格は人気が高いそうですね。
かくゆう私も２級を持っています。ワイフも２級を持っています。
資格は５年前に取得しました。

私の職業は建築設計事務所。ワイフと共に自営しています。
福祉住環境の研究を始めて１０年になります。
設計の中に福祉住環境コーディネーターの知識を活かしています
が、福祉住環境コーディネーターの資格で職業としてなりたつの
か疑問に思っています。

私たちの勉強仲間は、工務店・看護士・リフォーム業・作業療法士
理学療法士・設計士・コンサルタント・アドバイザー・
ホームヘルパー・ケアマネ　　です。

皆期待を持って福祉住環境コーディネーターを取ったはずですが、
あれれ？？？の部分があります。
現実は、社会に認知されていない資格！！！

私たちの仲間達が、福祉住環境コーディネーターの資格を活かそ
うとがんばっている姿をこのブログに書いていこうと思っていま
す。

Ｋさんと初めて知り合った時は、ホームヘルパー
だった。福祉住環境コーディネーターの資格を取って
我々の支部会員になった。

ヘルパーの仕事をしながら、ケアマネの試験を受けて
みごと合格。ケアマネージャーになった。
住宅改修のことや、ホームヘルパーの実務を知らない
ケアマネが多い中で、一通りの介護の実務を経験して
いるＫさんは強い。

とくに、ヘルパーで高齢者や身体障害者の動きが身に
しみてわかり、福住コーディネーターの住宅改修勉強
会で改修の知識を身につけている、さらには人脈を
もっているのはすごいこと。

介護関係資格をまとめて持ってると、かなりの力にな
ると思います。

６０才をとうに越しているＳさんは、福祉の造詣が深く、
福祉コンサルタントを職業にしています。

福祉住環境コーディネーター２級の資格を持っています。
毎年１級試験に挑戦していますが、いつも２次試験で敗退
しているそうです。

私の県では大学の校舎で試験を行いますが、２次試験まで
たどりつけるのは、ここ数年Ｓさん一人だそうです。
そのＳさんが毎年２次試験に落ちるのですから、私の県で
はここ数年１級の合格者がでていないことになります。
１級は超難関なんですね。

Ｓさんは、介護保険の理由書を書くのを主な仕事にしてい
ます。
最近増えてきた民家を利用したグループホームの立ち上げ
を手伝うこともあります。グループホームの申請書類は
県に提出するものですが、なかなか大変な書類です。
事情主が自ら行うこともできますが、大変な作業です。
Ｓさんは事業主に代わって、豊富なノウハウを使って書類
を作成、申請業務をこなします。

Ｓさんは奥さんが介護認定されていて、奥さんの介護をし
ながら仕事をしています。
介護保険利用者の気持ちと介護者の気持ちをよ〜く分かっ
ている人です。

Ｓさんにとっては、福祉住環境コーディネーターの資格は
貴重です。別に資格がなくても仕事に差し支えはないので
すが、有資格者という位置づけは社会的に有効なんですね。